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日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/10/25

【埼玉】埼玉県建設業協会が若手新入社員研修会

 埼玉県建設業協会(星野博之会長)は、富士教育訓練センターの協力を得て、伊奈町内宿台の県民活動総合センターで、20日から1泊2日の若手新入社員フォローアップ研修を開催した。参加者は66人。企業での社員教育の不十分な面を補う受け皿として、4月に実施した新入社員研修を受講した人たちを対象に、若手の育成と定着促進を目的に実施。社会人として必要なマナーや身だしなみに始まり、コミュニケーション能力、問題解決能力の向上への取り組みを学ぶとともに、互いに親睦を深め合った。
 開講式で中村英元労働委員長は「皆さまを見ますと自信に溢れた雰囲気が漂っており、多くの経験を積まれたものと思っています。その自信をもう一度白紙に戻していただき、一から見直していただくために考えられた研修です。コミュニケーション能力についても、一つ秀でたものがつかめれば知識よりも大きな財産となります。それを皆さまの力で勝ち得ていただければと思っております」とあいさつ。
 受講にあたり、まず研修の心得、受講態度、あいさつ、集団行動訓練について説明を受け、2日間ともに実践的な演習を行った。
 1日目の講師は花輪孝樹氏。人間力の向上のための取り組みとして、企業人としての行動力について指導。礼節マナーでは社風や品位の源流などについて説明を受け、応用の仕方を学んだ。グループに別れてのコミュニケーション活性法では、話す力、聞く力、質問する力の活用法を習い、グループ研究では交流から自己啓発へをテーマに課題に取り組んだ。
 2日目は、花輪氏と福澤浩氏が講師を務めた。朝礼で指差呼称、あいさつ訓練を行い、朝食後、建設業に従事する者の心構えを徹底して身に着けた。グループ演習では行動思考訓練として、多角的な発想に基づく問題解決能力の養い方を学び、実践演習では人間力向上への決意として、あすからの歩みを具現化するために行動計画を策定した。
 参加者は研修のまとめとしてレポートを提出。その上で閉会式で修了書が授与された。