建通新聞社(神奈川)
2016/10/24
【神奈川】神奈川県 16年度の「病床整備に関する事前協議」開始 346床分を受付
神奈川県は、2016年度の「病床整備に関する事前協議」を開始した。整備が必要とされる二次保健医療圏の病床について、病院の開設・増床を計画する者から病院開設等の申し出を受け付けるもの。三つの二次保健医療圏で合計346床の拡充を目指す。
12月9日まで病院開設などの申し出を受け付け、17年1月ごろまでに地区保健医療福祉推進会議の意見を聴取。2月から3月にかけて県保健医療計画推進会議の意見聴取、県医療審議会への報告、申し出者への結果通知を行う。事前協議書の提出先は、各二次保健医療圏の保健所、保健福祉事務所など。
申し出者の資格は、病院・診療所の開設または病院の病床数の増加を予定する者。原則として本年11月30日までに病院等の開設許可(変更許可)申請を行うことが条件。
16年3月末日現在の療養病床・一般病床の既存病床数(昨年度までの事前協議承認分等を含む)が、神奈川県保健医療計画に定めた基準病床数を下回り、かつ、神奈川県保健医療計画推進会議などで必要性が認められた、次の二次保健医療圏と病床数が対象。
審査の視点は、@医療法による構造設備基準や人員配置基準の順守状況A都市計画法、国土利用計画法、都市再開発法、農地法等関係法令の順守状況B神奈川県保健医療計画との整合性C資金計画や周辺環境の諸対策等に関する計画の確実性−など。
対象となる二次保健医療圏の病床数は次の通り。
▽横須賀・三浦医療圏(横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町)=175病床▽湘南東部医療圏(藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町)=101病床(回復期・慢性期の療養病床が事前協議の対象)▽湘南西部(平塚市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町)=70床
提供:建通新聞社