北陸地方整備局富山河川国道事務所は、国の第2次補正予算で国道8号豊田新屋立体事業に6億円が配分されたことから工事に着手する。まずは富山跨線橋の下部工事に取り掛かる。
2次補正予算発注見通しによると、富山跨線橋(富山市飯野地先 橋長545メートル、PC中空床版橋)の拡幅その1、2工事として、それぞれ橋台工1基、橋脚工6基、場所打杭工28本を施工。ともに発注規模は1億円以上2億円未満で、第4四半期に発注する。工期は約12カ月。設計は大日本コンサルタントが担当している。
同事業は、交通渋滞の解消や死傷事故の削減、幹線ネットワークの強化などを目的とし、地域高規格道路・富山外郭環状道路の一部を形成する国道8号のうち、富山市小西―富山市粟島町間(延長2・9キロ)で交差点の立体化を行うもの。これまで地元と調整を図りつつ、路線測量や地質調査、道路予備設計、橋梁予備設計、幅杭打設を行い、今年度は用地買収や橋梁詳細設計を進めてきた。全体事業費は230億円を見込む。