岐阜県高山土木事務所は、国道156号福島第1トンネルの新設に伴い、高山側の坑口に接続する部分に橋梁を架設する。これに伴う予備設計をエイト日本技術開発岐阜事務所(岐阜市)に委託した。設計工期は2017年3月17日。工事発注時期などは未定だが、トンネル工事の進捗に合わせて発注する方針だ。
国道156号の白川村福島地区では、御母衣ダム湖沿いの道路のうち、既存の福島第1トンネルの谷側に新たなトンネルを整備する計画があり、現在詳細設計が進んでいる。
今回委託したのは、新設するトンネルの高山側の坑口から現道のロックシェッド部に接続する部分を橋梁化するための予備設計。
橋長は53b程度を想定しており、予備設計で構造や接続方法などについてまとめる。17年3月までに予備設計をまとめ、詳細設計は17年度以降に別途発注となりそうだ。
橋梁の工事については、トンネル工事の進捗をにらみながらとなる。トンネル工事については早期に着手したいとしているが、難易度が高いため、現在進めている設計の段階で慎重に詰めていくことや、今後用地取得なども必要なため、現段階では発注時期は未定としている。
国道156号は、岐阜市と富山県高岡市を結ぶ全長約213`の路線。起点の岐阜市から長良川沿いを北上し、白川村、南砺市五箇山、砺波市庄川などを経由し、日本海岸の高岡市まで抜けている。
提供/建通新聞社