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建通新聞社(神奈川)
2016/10/21

【神奈川】神奈川県などの茅ケ崎ゴルフ場利活用 東急電鉄・電通グループが辞退 再公募へ

  神奈川県は茅ケ崎ゴルフ場利活用事業の民間事業者の募集(公募型プロポーザル)で、東京急行電鉄・電通グループを優先交渉権者に選定していたが、同グループが辞退届を提出したことを21日に発表した。今後、事業者の再募集を行う予定。再募集の時期や募集要項など今後の取り組みについては、地権者の茅ケ崎協同や茅ケ崎市と調整の上で、あらためて発表するとしている。
 ゴルフ場の所在地は茅ケ崎市菱沼海岸9ノ38他。全体の面積は19万8686平方b。運営者だった観光日本がゴルフ場の運営から撤退(17年3月までは暫定的にゴルフ場として利用を継続)したため、閉鎖後の民間利活用者を本年2月に募集。8月に東京急行電鉄・電通グループを優先交渉権者に選定した。
 その後、9月中の基本協定を締結に向けて、検討・協議を行ってきた。同グループは、「協定締結に要する諸条件の整理に、なお相当の時間を要すると判断した」ことを辞退の理由としている。
 プロポーザルでは6者の応募があり、このうち3者は提案価格が予定価格を満たさず失格。3者が第2次審査に進んだが、このうち1者が応募を辞退。残る2者の提案を事業者選定評価委員会(委員長・鈴木伸治横浜市立大学国際総合科学部国際都市学系教授)で審査。ここでの意見を参考に、最優秀提案者を選定した。
 東京急行電鉄・電通グループの提案は約20fの土地に、商業施設、宿泊施設、温浴施設、未病センター、リハビリテーションセンター、子育て支援施設−などを整備するものだった。
 事業提案の必須事項は、避難空間、緑地、公園、津波一時避難場所、国道134号に接続する道路整備−など。加点評価は、@省エネ、創エネなどA宿泊施設の整備や研究機関等の企業誘致B健康増進施設、医療機関、社会福祉施設等の整備C東京五輪、ラグビーW杯の関連事業−の提案に対して行った。
 提供:建通新聞社