静岡県浜松市は、浜松科学館(中区北寺島町256ノ3)のリニューアルについてPPP手法を導入するため、民間活力導入に関するアドバイザリー事業者の公募を開始した。参加意向申し出書と質問の提出を10月25日まで受け付けている。
リニューアルに当たって市は、PPP手法の導入を視野に基本計画と基本・実施設計、展示品の制作や施設の改修、管理運営までを一括して事業者に委ねる意向。今回の業務では、浜松科学館展示リニューアルと管理運営事業について要求水準書の作成と事業者の募集・選定・契約の締結に必要となる各種検討、募集資料作成などを行い、民間活力導入の的確な推進を支援する。納期は2017年12月22日まで。
今後のスケジュールは、参加意向申し出書の提出を受け、11月2日に参加資格の確認を通知。11月18日まで企画提案書の提出を受け付け、12月2日にプレゼンテーションとヒアリングを実施する。リニューアルと管理運営を行う事業者については、要求水準書や実施方針などに基づき17年度に公募。18〜19年度に整備・運営事業者を決めて工事に着手する予定だ。
浜松科学館は5月に開館30周年を迎え、施設の老朽化対策と展示内容の見直しを目的にリニューアルを計画。市が管理する展示内容を見直すほか、施設の内外装と防水改修、トイレ改修、プラネタリウム客席の更新などを予定している。
施設の規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ6892平方b。内部には250人収容可能なホールや第1・2講座室、展示スペースなど、敷地内にはサイエンスパークと自然観察園がある。
提供:建通新聞社
(2016/10/21)
建通新聞社 静岡支社