日本工業経済新聞社(山梨)
2016/10/20
【山梨】県緑化センター跡購入し市民の交流拠点に 甲斐市
甲斐市の保坂武市長は19日、開かれた市議会臨時会において、県緑化センター跡地を購入して市民の交流拠点とする考えを示した。
提出議案の説明に先立ち、就任3期目のあいさつのなかで述べたもので、議会や市民からの要望が高まるなか、分割せず一体を取得したうえで「人が集まる交流拠点とするよう、速やかに検討したい」と意気込みを語った。
同所は北、中央および南の3区画に分かれており、合わせた面積は2万1436・68uに及ぶ。近くに近隣公園があるため公園以外の活用方法を模索する。現状の植樹帯は生かしていく意向で、年度内には方向性が定まるもようだ。
また保坂市長は、市内の小中学校が災害時に指定避難所となることから、普通教室にも空調設備の設置に取り組む考えを示した。教育施設の耐震化なども一段落したことから、補助金・交付金を活用して、事業期間の短縮を図るなど、費用対効果の高い手法を研究して事業を進めたいと述べた。