福島建設工業新聞社
2016/10/20
【福島】山本堀・UR共同体に/ロボットテストフィールド設計
県は20日、ロボットテストフィールド研究開発等施設・国際産学官共同利用施設(ロボット)基本・実施設計業務の契約結果等を公表。1億44万円(消費税込)で山本堀・URリンケージ設計共同体と随意契約した。予定価格は1億73万8080円(同)。公募型プロポーザルで同共同体を最優秀、次点に梓・小坂建築設計共同体を特定し、9月20日に委託者を決定、今月5日に見積もり合わせを行った。
設計対象はS一部RC造2階建て延べ約2900平方bの本館棟のほか@S一部RC造2階建て延べ約2560平方bA同平屋約1020平方bBRC造平屋約200平方bの3棟で構成する研究棟。積算を含む実施設計は29年8月末完了予定で、29年度中の着工が見込まれている。
概算工事費は本館棟約17億円、研究棟約18億円と想定。建設予定地は、南相馬市原町区萱浜地区に同市が整備中の復興工業団地の一部1・2f程度。同敷地を含む約50fに国100%補助で県がロボットテストフィールドを整備する。両施設は、ロボットの研究開発、試作、性能評価等の拠点として建設する。
2者以外の技術提案提出者は、日立建設設計、プランテック総合計画事務所、大建設計。審査は時野谷茂会津大学短期大学部長を委員長とする5人の委員で行った。