柏崎市は、県立柏崎アクアパーク大規模改修工事について、基本計画の想定事業費として最大36億円を見込んでいることを明らかにした。県と引き続き協議を重ね、17年度に設計に着手したい、としている。
同施設(学校町2131番10)はプールやアイスリンクなどを備えるレクリエーション施設。規模はRC一部S造地下1地上3階建て延べ1万1470・59平方メートル(敷地面積3万5488・00平方メートル)。オープンから22年が経過し、設備の老朽化などから施設全体の大規模改修を行わなければならない時期に来ているとして、15年度に「県立柏崎アクアパーク大規模改修基本計画」を策定した。ウォータースライダーなどの設備や機械の改修のほか、長寿命化や省エネも考慮した結果、想定事業費が36億円に上る大型事業となった。
4000万円以上の工事は費用を市と県が折半することになるが、県は長期的な事業スパンに基づき、小規模な修繕を繰り返し行うことで事業を徐々に進めるよう求めているのに対し、市は一度に大規模リニューアルを行い、短期間で整備を終えたいと主張。両者の間で折り合いを探っているのが現状だ。
基本計画策定は梓設計(東京都)が担当。