富山県建設業協会は、会員受注調査結果をまとめた。16年度第1四半期(4〜6月)における土木・建築の元請受注高総計は、前年同期と比べ27億円(10%)減の243億円となった。
公共・民間別では、公共が126億円で、6億円(5%)の減、民間は116億円で、21億円(15%)の減となり、公共・民間ともにダウンを示した。
県内の地区別受注状況をみると、東部地区が公共18%減、民間4%増と、地区合計で9億円(7%)減。西部地区は公共13%増、民間30%減となり、地区合計は12億円(10%)の減。東部地区では民間が増加し、西部地区においては公共が増加している。
この結果、県内合計は公共4億円(4%)減、民間17億円(13%)減の21億円(9%)の減少となった。
一方、県外受注も含めた土木、建築それぞれの受注状況は、土木の元請受注高総計が96億円で33億円(26%)減だった。内訳は、公共80億円で33億円(30%)減、民間16億円でほぼ横ばいとなっており、公共が減少したのに対し、民間はわずかに増加した。
県内地区別でみると、東部地区が41億円で34%減(公共39%減、民間6%減)、西部地区が43億円で13%減(公共18%減、民間24%増)。
また、建築の受注高総計は147億円で、昨年同期比6億円(4%)増となっている。内訳は、公共47億円で27億円(138%)増、民間100億円、21億円(18%)減と、公共で大幅に増加したものの、民間では減少した。
県内地区別では、東部地区が79億円で18%増(公共89%増、民間5%増)、西部地区が61億円で9%減(公共161%増、民間36%減)。
土木・建築の元請・下請も含めた総計では、公共が141億円で8億円(6%)減、民間が163億円で7億円(4%)減となった。
今四半期としては、公共・民間工事ともに減少した結果、全体でも前年同期を下回った。