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建通新聞社(神奈川)
2016/10/19

【神奈川】川崎市 麻生スポーツセンターと産業振興会館、日本工営でESCO可能性調査

  川崎市は、麻生スポーツセンターと産業振興会館を対象にしたESCO事業の実施に向けて、公募条件設定と補助金申請書類作成の業務の委託先を一般競争入札で日本工営神奈川事務所(横浜市中区)に決めた。落札額は480万円。ESCO事業導入の可能性を検討し、事業を計画的・効率的に進めるための検討を行う。履行期限は2017年3月31日。それぞれの施設では2017年10月と、18年10月のESCO事業導入を想定している。
 ESCO事業導入は、老朽化設備を更新し、光熱費の大幅削減、環境負荷低減を目指すのが目的。
 今回の調査ではまず、両施設でのエネルギー需要量実態調査を実施し、1次エネルギー消費量、二酸化炭素排出量、面積当たりの1次エネルギー消費量を算出する。さらに@ESCO事業導入可能性調査AESCO事業公募条件の設定BESCO事業導入スケジュールの作成―などを行う。
 麻生スポーツセンターは17年10月にESCO事業の協定書締結した場合の、また産業振興会館は18年10月に協定書締結した場合の契約までのスケジュールの他、設備などの製作・施工期間・工事完了までのスケジュールを策定する。
 現段階では17年度に麻生スポーツセンターのESCO事業者の公募を、18年度に同工事を想定している。また産業振興会館については、18年度にESCO事業者を公募し、19年度に工事実施することを想定している。
 麻生スポーツセンター(麻生区上麻生3ノ6ノ1)は敷地面積が4290平方b。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造2階建て延べ3728平方b。1986年に建設された。
 また、産業振興会館(幸区堀川町66ノ20)は、敷地面積が1460平方b。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て延べ1万0094平方bで、ホールや会議室などで構成する。1988年の建設。
 提供:建通新聞社