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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/10/19

【群馬】役場新庁舎建設、来年度6月議会へ

新庁舎建設で長野原町は、来年度早々にも建設工事を公告する。来年6月の町議会に工事契約議案を上程する方向で調整している。基本設計は昨年10月、公募型プロポーザルで佐藤総合計画(東京都墨田区)に委託された。現在、同社が詳細設計を作成しており年度内にまとめる。庁舎完成は2018年度の予定だ。
町では役場新庁舎建設基本計画に沿い、昨年度までに設計に着手した。本年度中に詳細設計を完成させる予定。来年度予算には工事費を盛り込む予定で、予算成立後、一般競争を公告。来年6月議会への工事契約議案提出を目指す。完成は2018年度になる見込みだ。
建設予定地は、国道145号久々戸交差点付近。敷地面積は約1万3000u(有効平場10700u)。現在、国土交通省八ッ場ダム工事事務所が造成工事を行っている。
新庁舎は延べ床面積2200u。現在第2庁舎にあるダム対策課や公民館にある上下水道課、山村開発センターに入っている教育委員会も新庁舎に移る。防災拠点としての安全性を備え、快適に利用できるユニバーサルデザインにも配慮した造りにする。
敷地内にはホールや公民館などの機能を持つ住民総合センター(1180u)や消防詰所、倉庫、車庫なども設置される。各施設と新庁舎は行き来できるよう動線を設ける。駐車場は220台分を確保する。
移転完了後、現庁舎は解体する。第2庁舎や公民館、山村開発センターについては今後検討する。
計画では調査・設計・監理費8200万円、工事費9億1700万円、用地費1億5000万円を見込んでいる。
現在の庁舎(W造一部S造2階建て、延べ床面積床988u)は1929年建設後、増築等を重ね現在に至る。施設は老朽化進み耐震性の不足も指摘されている。また増築により窓口が分散されているため、利用しにくさも問題視されていた。