大阪都市再生環状道路の一部として整備する「淀川左岸線延伸部」(仮称)の都市計画案が、大阪市の第1回都市計画審議会で承認された。今後、大阪府の都市計画審議会などを経て、正式に都市計画決定となる運びだ。環状道路のミッシングリンクの解消に向け、いよいよ本格的に事業が動き出した。
淀川左岸線延伸部は、起点が大阪市北区豊崎地先で終点は門真市薭島地先の延長約8・7`。道路規格は第2種第2級で車線数は4車線。
整備計画を西側から見ると、▽起点の豊崎インターチェンジ(IC)〜天神橋筋=トンネル部(開削ボックス)▽天神橋筋〜大深度地下使用予定区間〜鶴見区横堤=トンネル部(シールド)▽鶴見区横堤〜花博緑地公園前交差点=トンネル部(開削ボックス)▽花博緑地公園前交差点〜鶴見区浜=掘割部▽鶴見区浜〜近畿自動車道=高架部―となっている。
区間内の設置IC(名称はいずれも仮称)は、西側から豊崎、内環、門真西の3カ所。換気所は、豊崎(高さ40b)と鶴見(高さ30b)の2カ所に設置する。大深度地下使用予定区間の深さは約70bを想定している。
事業化後の設計・工事から完成までの事業期間については10年程度を想定している。
提供:建通新聞社