三重県は、合同会社「四日市足見川メガソーラー」〈代表・ジーヴァエナジー〉(東京都港区六本木)が四日市市山田町などで計画する「四日市足見川メガソーラー事業」に係る環境影響評価準備書に対しての知事意見を明らかにした。
三重県環境影響評価委員会が準備書に対しての審議結果を10月11日に県知事に答申しており、環境影響評価の手続きの一つとして、環境保全の見地から県知事としての考えを示したもので、土砂の流出対策などの意見を盛り込んだ。
同事業は、四日市市山田町、波木町、小林町の足見川の左岸側の植林地を開発して整備するメガソーラー事業。事業実施区域は94・6f。計画では、65・7fにソーラーパネル約23万7000枚を設置する。発電規模は約50㍋hを予定。造成計画では、調整池を6カ所(面積6・9f)、造成森林1・5f。非改変区域は、20・4fを残置森林とした。
知事意見のうち造成に関するものは次の通り。
▽土砂の流出を抑えるように調整池の規模を適切なものとすること▽造成地は舗装されない計画であるため、土砂の侵食対策に配慮すること▽生物多様性への影響を回避・低減させるように、森林や草地のまま改変せずに残す場所が極力大きくすること―など
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建通新聞社