日刊建設工業新聞
2016/10/19
【鳥取】大型建築2件近く発注 県内建築A級の共同企業体を採用
県内で介護老人福祉施設や障がい者福祉施設を運営する県厚生事業団(鳥取市伏野、山本光範理事長)は、鳥取市三津にある特別養護老人ホームの三津白寿苑改築工事と南部町阿賀にある障がい者支援施設の西部やまと園移転新築工事の起工手続きが整ったことから、建築と設備一括で近く発注する。近く制限付き一般競争入札を公告する見通し。2件とも、県内の県格付けA級を対象とした共同企業体を採用する。
国立医療センターの近くの高台にある三津白寿苑(定員80人)は、鳥取市伏野の北側隣接地の敷地約1万0500平方bに鉄骨造2階建て延べ床面積4965・07平方b(倉庫など付属施設を含む)を建築する。工期は2017年12月末の予定。設計監理は白兎設計事務所(鳥取市)が担当している。
西部やまと園(定員60人)は、米子市皆生新田2丁目にある特別養護老人ホームの皆生みどり苑に定員40人の施設を増築する。増築規模は、鉄骨造4階建て延べ床面積2648・37平方b。工期は17年12月末の予定。設計監理は、白兎設計事務所(同)が担当している。なお、残る定員20人についてはそれぞれ定員10人のグループホームの創設を考えている。