トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(静岡)
2016/10/19

【静岡】静岡県浜松市 防災拠点サウンディング結果を公表

 静岡県浜松市は、閉校を予定している北小学校(中区山下町192)の東校舎棟=写真=を防災学習施設として活用することを計画しており、6月に実施した「サウンディング調査」の結果を公表した。
 防災学習施設の展示設計・制作および施設の管理・運営の一括公募に関する意見は少なかったものの、展示設計・制作の発注方法や発注時期、管理・運営の契約方法、契約期間について意見が出た。具体的な意見は、施設の活用に関して「防災物品の展示・販売を行う」や「防災教室や防災体験、防災関連講座、カフェスペースを活用したワークショップの実施」など。また、公募条件と今後のスケジュールに関しては「建物改修工事と展示物の設計・制作は別々の発注が望ましい」「展示物の設計・制作は一括発注が一般的であり、設計・制作期間は1年半〜2年程度必要」といった意見があった。
 北小学校は、17年4月に開校予定の中部地区小中一貫校へ統合し閉校する。閉校後の校舎を活用し、市民の防災啓発拠点として整備を計画しており、15年度に利用計画などを含む基本構想を策定。今後、基本構想に基づき「指定管理者制度」の導入を検討していく方針でいる。16年度中に方向性を示し、17年度に募集に向けた詳細を決める予定。改修工事も17年度に実施し、18年度の開館を目指す。現在、建築・設備設計をストゥーディオクレアティーヴォ一級建築士事務所(浜松市中区)が2017年2月28日の納期で進めている。
 改修する東校舎棟の規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ1241平方b。施設内には、地域の市民団体やNPO法人と連携した企画展やイベントの開催を想定し、講座室や多目的ホールを整備する方針。隣接する北校舎の一部は備蓄倉庫として使用する。また、東校舎棟の南側に駐車場を整備する他、国道152号から直接進入できる大型バス専用駐車場なども設ける予定だ。


提供:建通新聞社
(2016/10/19)

建通新聞社 静岡支社