社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)を養成している岐阜大学工学部付属インフラマネジメント技術研究センターと浜松市土木部は10月6日、社会資本の整備と維持管理に関わる技術者の育成など3項目の協力協定を結んだ。
岐阜大学の沢田和秀センター長と浜松市の横山幸泰土木部長が出席し、社会資本の整備と維持管理などに関わる技術者の育成について充実を図り、安全、安心な地域社会の形成に寄与することを目的に、連携協力する覚書に署名、交換した。連携協力する事項は、「技術者の人材育成」「調査と研究」「災害・事故発生時における協力」。
横山部長は「岐阜大学の技術者の支援を得て、インフラをしっかりメンテナンスしていきたい。当市職員への技術力向上に向けた指導や、新規の建設ではアドバイスをいただきたい」と要望した。
沢田センター長は「われわれにとって勉強できるフィールドが増える。土地それぞれにやり方が異なると思うが、そのフィールドに合わせて協力していきたい」と連携協力を歓迎した。
浜松市は2005年7月に12市町村を編入合併、高山市に次いで全国で2番目の1558平方`の広大な面積となり、管理道路延長約8500`、橋梁数約5900橋となるなどインフラ資産が多くなった。今後、メンテナンスに関する人材育成や技術力向上が重要となるため、同センターに協力を呼び掛け、協定が実現した。
提供/建通新聞社