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日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/10/18

【埼玉】関東甲信造園サミットin埼玉が開催

 1都8県の造園業協会幹部が一堂に会した、2016年度(平成28年度)関東甲信造園建設業協会協議会〜関東甲信造園サミットin埼玉〜が14日、さいたま市中央区新都心のラフレさいたまで開かれた。共通課題となっている人材育成について、各協会が取り組んでいる活動状況が報告され、意見を交換した。
 当日はまず、訪れた他県協会員を労い、さいたま市大宮盆栽美術館(北区土呂町)、鉄道博物館(大宮区大成町)を視察した。
 協議会では開催県を代表して、埼玉県造園建設業協会の北田功会長が「私たちが生業とする造園工事業に関しまして、本県の場合、工事予算が減少し、管理業務に比重が掛かってきております。しかし、その管理業務予算も十分とはいえません。このような社会経済環境の中で、私たちは各都県の造園業界をリードしていかなければなりません。ひいては会員各社に何らかの形で支援していかなければならない使命を帯びています。本日このような機会を得て、各都県との意見交換がなされることは大変意義深いものと考えております」とあいさつ。
 引き続き、共通テーマの『造園工事業に係わる「人材育成」への各都県の取り組みについて』に関して、各都県協会から現状が報告された。
 具体的な報告内容は、高校・大学へのインターンシップや出前講座、自治体や教育機関との連携、造園技能の継承、幼稚園・保育園・小中高校などへの校庭芝生化事業の推進、高校への講師派遣、昨今の分業システムにかなった専門研修など多岐にわたった。
 自由課題では、『維持管理業務委託の最低制限価格設定状況と率引き上げの取り組みについて』『県内市町村の維持管理業務委託の入札について』『維持管理業務委託における入札参加条件について』の3項目を中心に、それぞれ発注者への要望など活動状況を確認した。
 バトンを引き継ぐ、次回開催県の千葉県の望月勝保会長は、「協議会も長い歴史を数えておりますので、さまざまなご意見をいただきながら、皆さまをお迎えしたい。より充実した時間を過ごすような場とするためにも、皆さまのお知恵をお貸しいただければ」と協力を要請した。
 閉会後は懇親会を催し、情報を交換。交流を図り親睦を深め合った。