富山トヨペット(本社・富山市五福末広町1238番地 田形昌敏取締役社長)がかねて計画する「富山トヨペット(株)Gスクエア富山本店増築工事」は、アルカスコーポレーションに施工決定した。準備工事を進めた上で今後、本格着工の運びとなる。
同社創立60周年記念事業の一環として、本社所在地にある旗艦店・富山本店について、「もっといいお店づくり」の方針の下、顧客の利便性向上を図るとともに、災害時の地域貢献へ、防災機能などを整備する。
具体的には、既存のショールームとサービス工場をつなぐ車路をふさぎ、多目的ホール(約280平方メートル)を増床。数年前に町内で発生した床上浸水を踏まえ、災害時には、地域住民の避難場所としても活用してもらう。災害時に暖房や照明などが使えるよう、LPガスによる発電設備を設けるほか、断水時にも水洗トイレが使用できるようにするため、貯水設備を設置していく。
さらに、既存ショールームの屋外展示場スペースに屋根を張り出すことで、テラスを新設。雨天時でも来客しやすいよう改善を図ると同時に、マラソンなどのイベント開催時には地元の富山工業高校、富山商業高校のブラスバンド演奏のスペースとして開放する。
現行の正面玄関右手にある、お客様駐車場に屋根を設置することで、降雨時でも濡れないよう利便性を向上させる。
そのほか、車両認識装置を配備。来店者の対応をスピーディーにするほか、夜間電力の蓄熱を用いた床暖房、福祉車両を展示する「ウェルキャブステーション」を常設展示する。初代コロナのレストア展示も行う。
総合完成は、17年3月半ばを予定している。
設計は、エイチ設計が担当。