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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/10/17

【山梨】甲府市が重点戦略プラス

 甲府市は、重点施策をまとめた「こうふ未来創り重点戦略プロジェクト」に、新規の先導的施策を盛り込んだ「同プロジェクト・プラス」を策定した。計上した主なハード事業では、交通ネットワーク整備など「リニア活用基本構想」の策定、緑が丘スポーツ公園などスポーツ施設の整備改修、健康づくりの拠点となる新たな(仮称)総合健康支援センターの設置など。
 甲府市の重点戦略プロジェクトは、樋口雄一市長の公約を基に、重点的に取り組むべき施策として昨年6月に策定。計画に基づいて事業を展開しているが、計画を補強し、着実に推進する新規性のある先導的な施策の方向性を明らかにするため、「同プロジェクト・プラス」を策定した。
 計上した主な施策は、リニア中央新幹線の活用として、交通ネットワークの整備をはじめとした基盤づくりに向けた施策を「リニア活用基本構想」として策定する。
 スポーツ振興では、緑が丘スポーツ公園などの市有スポーツ施設の計画的かつ着実な整備改修を進める。
 健康長寿の延伸対策では、中核市への移行に伴う保健所と保健センターの一体化による機能拡充を活用しながら、健康づくり対策の総合的な拠点として、新たに(仮称)総合健康支援センターを設置する。また、リサイクルプラザについて、市民の健康増進施設としての機能充実を図る。
 チャイルド・ケア体制の充実対策では、育児などを総合的に支援するシステムを導入する。
 テレワークの推進では、ICTを利活用し、柔軟な働き方や新たな雇用の創出へ、民間企業などとのコンソーシアムによる「甲府テレワークヴィレッジ化構想」を推進する。
 観光では、甲府城周辺地域活性化基本計画を着実に推進し、民間活力も採り入れながら関連事業の早期実現を図る。