建通新聞社(神奈川)
2016/10/17
【神奈川】川崎市 公立保育所5園を民営化へ
川崎市は、2019年4月から民営化する公立保育園として、小倉保育園、ごうじ保育園、西高津保育園、南菅生保育園を選定した。また、南河原保育園について20年4月から民営化する。
小倉、ごうじ、南菅生の3園は、近隣の土地に市が仮設園舎を建設し、公立保育所として運営している間に、社会福祉法人などが新設保育所を建設。西高津、南河原の2園は近隣の土地に移転し、社会福祉法人などが新保育所を建設する。10月11日付で公表した。
小倉保育園の園舎は1967年の建設で、敷地面積1799平方b。所在地は幸区小倉4ノ6ノ23。現行の定員95人を民営化後は120人に増やす。2017年11月から18年3月にかけて仮園舎を建設し、旧園舎を18年4月から7月に解体撤去。新園舎は18年8月から19年3月までに建設する。仮園舎の建設地は幸区小倉3ノ803ノ14。
ごうじ保育園は1976年に建設したもので、敷地面積1300平方b。所在地は中原区上小田中6ノ34ノ36。民営化により定員を今の90人から120人へ増やす。現在地で建て替える計画で、仮園舎の建設は17年10月から18年3月に、旧園舎の解体撤去は18年4月から7月に、新園舎の建設は18年8月から19年3月に、それぞれ実施する。
西高津保育園は高津区溝口5ノ15ノ4から高津区溝口6ノ882ノ1へ移転し、18年4月から19年3月までに新園舎を建設する。敷地面積は1066平方bから2465平方bへと拡大。定員も95人から200人へ増やす。
南菅生保育園は所在地が宮前区菅生4ノ4ノ1で、敷地面積1450平方b。民営化により定員を90人から100人に増やす。仮園舎建設は17年11月から18年3月に、旧園舎の解体撤去は18年4月から7月に、新園舎建設は18年8月から19年3月に行う。
南河原保育園は移築により民営化する計画。移転後の住所は幸区河原町1で、敷地面積は1808平方bから2224平方bへと広がる。定員も120人から135人に増える。18年4月から19年3月までに移築予定地の建物を解体・撤去し、19年4月から20年3月に新園舎を建設する。南河原保育園については、移築先の建物解体・撤去のための設計、工事や河原町団地の一団地認定に伴う建築審査会の法手続きなどに時間がかかるため、通常の民営化計画よりも1年長い、3年半の計画となる。
提供:建通新聞社