岐阜県飛騨農林事務所は、県営中山間地域総合整備事業で、荘川清見地区二本木東用水路など5カ所の設計に入った。ユニオン(岐阜市)で2017年3月24日までにまとめる。各用・排水路の劣化部の敷設替えや、ほ場の区画整理などを行う。工事は数カ所に分けて発注する考えで、17年度以降の予算に合わせて行う。
整備するのは、二本木東用水路(高山市清見町二本木地内)、松谷用水路(同清見町大原(おっぱら)地内)、下村排水路(同清見町三ツ谷地内)、ダナ用水路(同荘川町黒谷地内)、江黒ほ場(同清見町江黒地内)の5カ所。
整備概要としては二本木東用水路が暗渠で延長100b(口径600_)と、オープン型水路で延長30b(ベンチフリューム底辺400_)を敷設する。また水管橋として延長22b(口径300_)を付け替える。この他、ヒューム管で延長170b(口径400_)の管更生を行う。
松谷用水路は、暗渠で延長155b(口径300_)を敷設替えする。
下村排水路は、U字溝で延長215b(300_×300_が延長100b、360_×360_が延長115b)を敷設替えする。
ダナ用水路は、荘川から揚水する既存ポンプ場の機械設備を入れ替える。
江黒ほ場は、同地区の4・6fを対象に区画整理する。
用・排水路で敷設する管については2次製品の使用などを想定しているが、より安価な工法を選択する形で設計する。この他の業務では、路線測量、用地・境界測量、既設管の内部調査なども含む。
工事は、予算が確保できてからの発注となるため、17年度以降としている。また、5カ所を分けて発注するか、さらに細分化するかなど発注方法も併せて検討する。
提供/建通新聞社