豊田市は、子ども外来療育施設に障害者の活動スペースを併設する「新1次救急診療所」を新設する計画で、基本・実施設計の公募型プロポーザルを公告した。17日まで参加表明を受け付ける。
参加資格は、1級建築士事務所の登録や、技術者の配置条件を満たすこと―など。提案限度額は5532万円(消費税込み)で履行期限は2018年3月16日。11月1日から1次審査、24日に2次審査を行い、12月13日に選考結果を通知。12月21日に見積もり徴収と契約締結を行う予定。
同計画は、子ども外来療育施設と障害者日中活動場所を併設する複合施設として整備する。1次救急診療所として面積約300平方b、子ども外来療育施設として面積約1900平方b、障害者日中活動場所として面積約200平方bで構成。施設の構造や階数などについて、木造を中心にコスト面を考慮しながら敷地内の施設配置などを検討する。
また、85台分の駐車施設や送迎バスの旋回スペース、15台分の駐輪場を整備する計画。建設予定地は和会町地内の敷地面積約8494平方b。建設地は同市土地開発公社が造成工事までを行う見通し。現在、中部テック(名古屋市名東区)で造成設計を進めており、17年度で用地交渉に入る方針だ。
同事業は、救命救急センターを受診する軽症患者を分散し、医療提供体制の充実を目的に、市南部の上郷・高岡地区に新たな1次救急診療所を建設する。同市では今後、16〜17年度で基本・実施設計を行い、18年度に建設工事に着手する予定。
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建通新聞社