中津川市は、中心市街地活性化推進事業で検討を進めている新町ビル跡地の複合施設建設について、施設の配置や事業スケジュールを決める「新町ビル跡地活用施設基本計画」を策定するため、委託業務についてのプロポーザル実施要領を11日付けで公告した。参加申込書と企画提案書の受付期間は11月9日まで。
参加資格要件は、岐阜県、愛知県、長野県に本社または支社があり、中津川市の指名競争入札参加資格があること。過去10年以内に国または地方公共団体の複合公共施設の基本構想もしくは基本計画策定の実績があること−など。
候補者選定のスケジュールは、参加申込書と企画提案書を11月9日まで受け付け、1次審査として書類審査を10日に行う。2次審査としてプレゼンテーションを17日に行い、18日に候補者を決める。早ければ11月中にも契約を結ぶ方針だ。委託期間は2017年3月31日まで。委託料の上限額は810万円(税込み)としている。
業務内容は、施設の目的、コンセプトの策定支援、導入する施設機能の検討、17年度以降の事業スケジュールの検討など。
建設地は新町1952ノ1などの敷地面積約3400平方b。同建設地では11年10月着工で新図書館建設を進めていたが、施工途中の12年に図書館建設が中止となり、跡地利用の検討を内部で進めてきた。建設地には基礎杭が残っているため、施工済みの基礎杭を活用し複合施設を整備する。
基本構想の作成は、久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)が担当した。
提供/建通新聞社