トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2016/10/13

【東京】五輪組織委 ビレッジプラザ基本設計は日建に

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、選手村の一角に仮設施設として建設する「ビレッジプラザ」の基本設計作業を日建設計(千代田区)で開始する。プロポーザル方式で選定し、10月12日に同社の見積もった4150万円(税抜き)で契約を結んだ。大会期間中の選手らの生活を支えるさまざまな店舗で構成し、入村式などセレモニーの場としても利用する施設で、木造平屋の建物を「屋台村」のように複数配置する。延床面積6000平方b程度の規模を想定している。2017年6月30日納期で成果を得て実施設計作業に移行し、18年度に工事を発注する考えだ。
 ビレッジプラザは、選手やチーム関係者の他、メディアやVIP、ゲストなどが利用する施設。選手村(中央区晴海4・5丁目、面積約44f)の整備エリアの一角である晴海4丁目の約1・3fに仮設施設として建設する。敷地の半分を車寄せなどのスペースに充て、残る区域に木造平屋一部2階建てで延床面積約6000平方bの建物を新築する。郵便局やコンビニエンスストア、理容室、劇場、カフェ、情報オフィス、救急ステーションといった選手村での“生活”に必要な機能を配置。国内産の木材をできるだけ活用し、日本の伝統・文化を体感・発信できる施設とする。
 16〜17年度に基本設計、17年度中に実施設計をまとめ、18年度早々に工事を発注、19年度中に完成させる考えだ。
 設置場所は学校用地として利用するため、大会後は更地にして都に返還する。ただ、大会のレガシー(遺産)として建物を移築したり、解体した木材を利用できるような後利用を別途検討し、施設整備とは別に後利用者を公募選定する方針だ。
提供/建通新聞社