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日刊建設工業新聞
2016/10/13

【鳥取】国第2次補正予算内示 鳥取西道路など直轄道路51億円、中野・竹内南岸壁7億円、地域高規格は11・9億円

 政府の第2次補正予算が11日成立し、国交省所管の県内直轄、補助事業に追加内示があった。2017年度の供用に向け鳥取西道路が促進されるほか、鳥取自動車道と米子道路の付加追い越し車線、境港の竹内南地区貨客船ターミナルなどに予算が配分された。
 直轄道路は改築に交通安全事業、防災・老朽化対策など総額51億円。鳥取西道路の改築は30億8000万円で、うち区間で唯一、開通時期が明らかになっていない鳥取西IC−吉岡温泉ICには19億2900万円の内示があった。
 付加車線の設置は鳥取道に5億1000万円、米子道路に4億3000万円。また、湯梨浜・北栄地区の事故対策に1億2000万円が追加された。
 補助は地域高規格道路3路線、4カ所に11億9000万円が配分され、県が要求していたほぼ満額の内示になった。国道178号岩美道路は5億円で東浜工区の山切りに着工する。国道181号江府道路は5000万円で宮ノ谷トンネル坑口の排土、国道313号倉吉道路は1億4000万円で切り土、倉吉関金道路は橋脚と盛り土工を推進する。
 境港は満額の7億円。中野地区ターミナルに大型クルーズ船を接岸させるため、係留施設の追加整備に4億円、竹内南地区ターミナルは地盤改良3億円を前倒しで促進する。
 一方、社会資本整備総合交付金と防災・安全交付金は、要求額に対し7割程度にとどまり、懸念材料として残った。
 交付金事業は計画ごとのパッケージ予算で内示。県土整備部は市町村事業や道路、河川、砂防などの振り分け作業に入っており、近く具体的な配分カ所を固める。
 直轄・補助関係の配分は次の通り。
※直轄道路関係(改築)
▽中国横断自動車道姫路鳥取線(智頭〜鳥取)=5億1000万円▽鳥取西道路(鳥取西IC−吉岡温泉IC)=19億2900万円▽鳥取西道路U期(吉岡温泉IC−瑞穂IC)=10億円▽鳥取西道路V期(瑞穂IC−青谷IC)=1億5000万円▽米子道路(大山町〜米子市)=4億3000万円▽国道183号鍵掛峠道路(日南町)=2億円(広島県側にも2億円)
※直轄道路関係(交通安全)
▽国道9号白兎交差点改良=6300万円▽湯梨浜・北栄地区事故対策=1億2000万円▽国道9号交通安全施設=7600万円▽国道29号交通安全施設=200万円▽国道53号交通安全施設=400万円
※直轄道路関係(維持監理)
▽国道9号(岩美町〜米子市)=防災・老朽化対策1億9400万円▽国道29号(若桜町〜鳥取市)=防災・老朽化対策3億2100万円▽国道53号(智頭町〜鳥取市)=防災・老朽化対策1億円
※補助事業
▽国道178号岩美道路=5億円▽国道181号江府道路=5000万円▽国道313号倉吉関金道路=5億円▽国道313号倉吉道路=1億4000万円
※直轄河川関係
▽斐伊川河川改修(境港市、松江市、出雲市、安来市)=10億7000万円▽日野川河川改修(米子市)=3000万円▽天神川河川改修(倉吉市)=5500万円▽千代川河川改修(鳥取市)=1億0500万円▽斐伊川河川維持修繕(米子市〜河口)=1億8200万円▽日野川河川維持修繕(伯耆町〜河口)=5400万円▽天神川河川維持修繕(三朝町〜河口)=9600万円▽千代川河川維持修繕(鳥取市〜河口)=8500万円▽斐伊川総合水系環境整備(米子市、安来市、松江市)=9500万円
※直轄ダム
▽日野川菅沢ダム堤防維持=1000万円
※直轄砂防ダム
▽木地山砂防堰堤(三朝町)=1億円▽矢送渓流保全工(倉吉市)=3000万円▽日光砂防堰堤(江府町吉原)=1億円
※直轄港湾
▽境港=7億円
※直轄営繕
▽鳥取県警察学校耐震改修(鳥取市)=1億6300万円