日本工業経済新聞社(山梨)
2016/10/12
【山梨】中部横断に42億円/国交省補正
国土交通省は、11日に成立した2016年度第2次補正予算の箇所付けをまとめた。山梨県関係では、中部横断自動車道(富沢〜六郷)に42億5900万円を配分し、橋梁工事や改良工事を推進する。社会資本整備総合交付金は約48億円を配分。交付金による合計事業費は約95億円で、本県の防災・安全対策や社会資本の整備を加速化させる。
そのほか、国道20号大月バイパスに3億5000万円、補助事業の国道140号新山梨環状道路(東部区間)に2億5000万円、直轄の富士川改修に1億7600万円など。
社会資本整備総合交付金では、山梨県関係に「防災・安全交付金」に27億7919万4000円、「21世紀型のインフラ整備」に20億4090万3000円を配分。道路の維持修繕や浸水対策などに充当する。
配分による事業費の推計額は、防災・安全交付金が50億9900万円、21世紀型のインフラ整備が43億8600万円。合計は94億8600万円。
2次補正予算の山梨県関係の箇所付けは次のとおり。
【直轄事業・道路】
◆中部横断自動車道(富沢〜六郷)(南部町〜市川三郷町)=42億5900万円
◆国道20号大月バイパス(大月市)=3億5000万円
◆国道52号上石田改良(甲府市)=3000万円
◆国道139号交通安全施設等修繕(富士河口湖町〜大月市)=5000万円
◆国道139号電線共同溝(富士北麓電線共同溝。路面復旧工事)(富士河口湖町、富士吉田市)=1億7600万円
◆国道20号防災・老朽化対策(上野原市〜北杜市)=16億2000万円
◆国道52号防災・老朽化対策(南部町〜甲府市)=1100万円
【補助事業・道路】
◆国道140号新山梨環状道路(東部区間)(甲府市)=2億5000万円
【直轄事業・河川】
◆富士川一般河川改修(市川三郷町、南部町、南アルプス市、静岡県富士宮市)=1億7600万円
◆富士川河川維持修繕(韮崎市〜河口)=2億400万円
【直轄事業・砂防】
◆小武川第八砂防堰堤工(韮崎市清哲町青木、円野町下円井)=1億3000万円
◆白河内第三砂防堰堤工(早川町奈良田)=1億900万円
【地方創生汚水処理施設整備推進交付金(公共下水道分)】
◆甲斐市=国費881万円(事業費1762万円)
◆南アルプス市=国費365万円(事業費730万円)
◆韮崎市=国費547万円(事業費1094万円)