近江八幡市は11日、岡山コミュニティエリア整備設計業務を公募型プロポーザルの結果、最優秀事業者に山下設計関西支社(大阪市中央区)を特定した。次点者は梓設計−サンセイJV。
応募業者は、梓設計−サンセイJV、浦辺設計、水原設計−新州JV、山下設計、山田綜合設計の5者。
採点集計結果は、1位・山下設計97・00、2位・梓設計−サンセイJV92・71、3位88・62、4位86・73、5位68・93−。
選定委員会(委員長・長澤悟東洋大学名誉教授)の講評によると、最優秀となった山下設計の提案は、校地の北側に3階の教室棟を南の運動場に面するように置き、子どもたちや地域の人々を迎え入れる雰囲気のある配置で、各建物の計画内容もよくまとまっている。また、3階建であるが、今後の検討における自由度の高いことが評価された。
同事業概要によると、施設の老朽化に対応して小学校・コミュニティセンター・こどもの家を一体的に整備するとともに、防災拠点、地域住民による自主的なまちづくりの活動拠点とする。土地購入費及び解体工事費をのぞく総事業費約32億円以内。
計画施設は、岡山小学校−新校舎、延6100u程度、屋内運動場平屋〜2階建、延1200u程度、プール、グラウンド、屋外教育環境、岡山コミュニティセンター−延1200u程度、岡山こどもの家−平屋建、延260u程度。
設計業務の内容は、岡山コミュニティエリア土地利用設計業務−土地収用法申請等にかかる資料作成業務、用地測量業務、開発許可申請業務・農地転用許可申請業務、敷地造成設計業務、土質調査(建築基礎用)業務、岡山小学校整備工事設計業務−校舎、屋内運動場、プール、屋外運動場設計業務、旧施設解体設計業務、岡山コミュニティセンター整備工事設計業務−岡山コミュニティセンター整備工事設計業務、旧施設解体設計業務、岡山こどもの家整備工事設計業務−岡山こどもの家整備工事設計業務。
敷地条件は、近江八幡市加茂町及び大房町、約3万0300u、市街化調整区域、建ぺい率70%、容積率200%、浄化槽設置区域。
履行期限は、岡山コミュニティエリア土地利用設計業務29年3月31日、岡山小学校整備工事設計業務29年12月28日、岡山コミュニティセンター整備工事設計業務29年12月28日、岡山こどもの家整備工事設計業務29年9月30日。