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日刊建設タイムズ社
2016/10/11

【千葉】病床数100床で合意/匝瑳市民病院建て替え/地域包括ケア病床を整備

 国保匝瑳市民病院(匝瑳市八日市場イ1304、菊地紀夫・事業管理者)は、先月29日に「匝瑳市民病院新改革プラン及び建替整備検討委員会」(委員長=江波戸久元・旭匝瑳医師会会長、委員14人)の第3回目を開催し、病院の診療機能と将来の病床数について検討。新病院の機能では地域包括ケア病床を整備することとし、病床数は一般病床70床、地域包括ケア病床30床の合計100床とすることでほぼ合意した。新病院の診療科については内科など12科で検討。今後、継続して検討する方針。
 病床数は、将来的な人口の推移に応じた患者数に、香取海匝医療圏に横芝光町を加えた現状の診療圏と現病院の患者数をもとに算出したシェア率を掛けて算出。これに種別ごとに在院日数を補正し、一般病床69床、地域包括ケア病床30床の合計99床とした。さらに病院内で検討し、一般病床を1床追加し、合計100床とした。診療科ごとの内訳は、一般病床が内科30床、外科30床、整形10床、地域包括ケア(混合)が30床。
 病院機能では、現病院の14科のうち、医師の確保が見込めない放射線科、麻酔科、脳神経外科の3科は今後廃止する予定。新病院では内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、外科、整形外科、消化器内科、リハビリテーション科、泌尿器科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科の12科を予定。
 一方、病院の建て替え整備に伴う基本構想案は、@市民病院を取り巻く環境A市民病院の現状B新病院整備の基本方針C新病院整備概要――の大きく4項目で構成。委員会はこの目次案に沿って検討を進めている。今月27日に開く第4回委員会では新病院の役割と整備手法などについて検討。その後、12月に概算事業費と整備スケジュールなどを検討する予定。建設予定地及び収支計画は基本計画までに検討する見通し。
 基本構想の目次案は次の通り。
 【匝瑳市民病院を取り巻く環境】
 ▽医療政策=@国の医療政策の動向A県の医療政策の動向▽医療受療動向=@香取海匝医療圏の将来推計人口A香取海匝医療圏の将来推計患者数B匝瑳市の死亡原因C匝瑳市・横芝光町の救急搬送状況▽医療供給動向=@医師確保の動向A医療提供体制
 【匝瑳市民病院の現状】
 ▽病院概要▽理念・基本方針=@理念A基本方針▽来院患者の状況▽経営状況▽新病院整備の必要性=@医療機能上の課題A施設上の課題
 【新病院整備の基本方針】
 ▽新病院に提供される役割=@主な役割A診療科目▽新病院の医療機能=@政策医療への対応A施設整備への対応B地域包括ケアシステムへの対応
 【新病院整備概要】
 ▽病床規模=@病床規模算出の考え方A病床規模▽整備手法=@整備手法の比較A整備手法の検討▽建設予定地=@建設予定地の抽出A建設予定地の評価▽概算事業費=@概算事業費A収支計画▽整備スケジュールk_times_comをフォローしましょう
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