富山県農林水産部は、石黒東部地区農地整備事業(ほ場整備)の測量設計業務を、宏和で進めている。17年度の着工を目指す。
受益面積は南砺市松木ほか地内の68・2ヘクタールで、小矢部川と明神川に挟まれた農地。事業内容は区画整理(大区画化)68・2ヘクタール、客土10・7ヘクタール、暗渠排水6・7ヘクタール。24年度の完成を予定している。総事業費は16億円。
同地区では、昭和30年代後半に団体営ほ場整備事業により15アール区画に整備されているが、小区画で機械作業の効率が悪く、用排水路の老朽化が進行している。このため、大区画化(100アール)と用排水路などの生産基盤の整備を一体的に行うほか、営農組織の法人化と担い手への農地集積・集約を図る。