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建通新聞社(中部)
2016/10/12

【愛知】刈谷市「今川今岡地区」で用水路パイプライン化へ 愛知県

  愛知県西三河農林水産事務所は、経営体育成基盤整備事業の新規地区として、刈谷市の「今川今岡地区」を計画、用水路のパイプライン化などを進める方針だ。設計を名邦テクノ(名古屋市南区)に委託した。委託金額は2560万円、工期は2017年3月10日まで。17年度の工事着手を目指しており、21年度までの6カ年計画で整備推進を図る。
 同地区の用排水路施設は、整備後約50年が経過しており、老朽化による機能低下が生じていることから改修する。用水路のパイプライン化や排水路の改修、あぜ道の除去による大区画化で生産性の向上を図ることが目的だ。
 計画書によると、事業期間は16年度から21年度までの6カ年。総事業費は約8億5000万円(事務費を含む)を見込む。対象地区は刈谷市北部の逢妻川沿い66・2f。所在地は西境町、今川町、今岡町、泉田町。
 全体の整備計画は、用水路の総延長12・3`を対象に口径75〜300_の塩化ビニール管(VU)によりパイプライン化する予定。また、改修する排水路は総延長8・4`。このうち、開渠区間は延長8・2`、暗渠区間は延長0・2`で、主に組み立て柵渠B型で整備する。
 区画整備は、延長20〜40b×50bの区画が6・8f(全体の16%)、延長60×50bが30f(同24%)、延長100〜200b×50bが26・1f(同60%)で整備する。土量は7万8200立方bを見込む。
 同計画に対する設計は、全体を3ブロックに分けて委託する。今回の設計では、受益面積21・7fを対象に、用水路の延長3・9`、排水路の延長2・9`、区画整備の面積14・8fについて設計する。また、17年度から着手する工事の進捗を確認しながら、17年度以降に次のブロックの設計を委託する予定だ。

提供:建通新聞社