シャープ(堺市堺区匠町1)は、有機ELディスプレイの生産に向けて、同社の三重事業所(三重県多気町)と堺事業所(堺市堺区)に総額約574億円の設備投資を行うことを明らかにした。稼働時期は2018年4〜6月を予定。詳細な着手時期や、事業所ごとの投資額の配分は明らかにしていない。
両事業所に導入するのは、有機ELディスプレイのバックプレーン工程(基板にTFT回路等を薄膜形成する工程)、有機EL工程(バックプレーンに有機EL材料を蒸着する工程)、実装工程の設備。有機ELは、液晶に変わるディスプレイ技術としてスマートフォンなどで採用が進んでおり、将来の需要増を見込んで投資を決めた。
三重事業の所在地は三重県多気町五佐奈1177ノ1。
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建通新聞社