京都市は、伏見区深草の伏見工業高校敷地の一部に設置する定時制単独高校について、28年度から設計にとりかかる。
計画によると、整備に先立ち一時的に使用する既存校舎(1号校舎、南校舎計4600u)の内部改修を行い、伏見工業高校の機能を移し、既存校舎(2号校舎、本館、格技場及び体育館計4900u)の解体撤去工事を行う。その後、既存校舎の解体跡地に定時制単独高校の新校舎の新築及び既存校舎(呉竹館3000u)の改修工事を行い、新定時制単独高校として開校する。
都市計画局は6日、「京都市立定時制単独高校整備事業設計業務委託ただし、建築及び設備基本設計・実施設計業務委託」について、公募型簡易プロポーザルで公告した。
参加資格は▽一級建築士事務所としての登録を行っている建築士事務所である▽京都市一般競争入札有資格者名簿(京都市競争入札参加有資格者名簿(測量・設計等)における登録種目が建築設計であるもの)に登載されている▽京都市公契約基本条例に規定する市内中小企業である等。
参加表明書の提出及び技術提案書の提出は11月4日まで。参加資格の確認結果の通知日は11月8日に発送予定。書類審査は11月14日の予定。優先交渉権第1順位の受託候補者1者と次点として優先交渉権第2順位及び第3順位の者を選定する。受託候補者選定結果の通知は11月16日に発送予定。担当は京都市都市計画局都市企画部都市総務課技術担当(рO75−222−3641)。
プロポの対象建物は、▽新築[新校舎]RC造(プレストレストコンクリート造併用)一部S造4階建、延約7000u▽改修[1号校舎]RC造3階建、延約3400u、[南校舎]RC造2階建、延約1200u、[呉竹館]RC造4階建、延約3000u▽解体[2号校舎]RC造2階建、延約1400u、[本館]RC造3階建、延約1900u、[挌技場]SRC造2階建、延約400u、[体育館]SRC造2階建、延約1200u。このほか対象は校舎間通路、外構、倉庫等小規模建物その他必要な屋外付帯一式、電灯設備、動力設備、受変電設備、構内交換設備、構内情報通信網設備、拡声設備、情報表示設備(電気時計等)、誘導支援設備、テレビ共同受信設備、火災報知設備、発電設備、エレベーター設備、その他必要な電気設備一式及び新校舎新築に伴う切回し一式、空気調和設備、換気設備、衛生器具設備、給水設備、排水設備、消火設備、ガス設備、その他必要な機械設備一式及び新校舎新築に伴う切回し一式。
先行改修工事(1号校舎、南校舎)の実施設計は29年8月31日、解体工事(2号校舎、本館、挌技場)に係る実施設計は29年10月2日、新校舎新築の基本設計及び実施設計と解体工事(体育館)の実施設計と呉竹館改修工事の基本設計及び実施設計は30年2月15日までにとりまとめる予定。履行期間は30年3月30日まで。
概算予定価格は1億3340万円(税抜)。
29・30年度に工事を進め、31年度の開校を目指す。
定時制単独高校基本計画は東畑建築事務所(大阪市中央区)が担当。