八海醸造(南魚沼市長森1051番地 南雲二郎代表取締役)は南魚沼市内で計画中のあまさけ新工場について、26日に6社から見積もり徴集する。10月末にも施工者を決定する見通しだ。12日には現場説明会を行う。
場所は、八海山あまさけ製造所(南魚沼市宮2294)の隣接地。規模はS造2階建て延べ4500平方メートル。既存の鉄加工工場建屋の鉄骨を利用して新工場を整備するもので、生産ラインを増設、生産能力を倍の260万本(720ミリリットル換算)に引き上げる。稼働開始は17年春を想定している。投資額は約10億円。
設計は細貝建築事務所(長岡市袋町)が担当している。
同社は大正11年創業。県内を代表する銘酒「八海山」の酒蔵。同社の「あまさけ」は、雑味の原因となる米粒の約40%に当たる部分を磨き取ることで生まれるすっきりとした味わいが特徴。年間生産130万本を誇る人気商品だ。