トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2016/10/06

【京都】木津南で企業等の進出相次ぐ 研究開発拠点や特養ホーム等 木津川市は給食センター建設へ

 都市再生機構(UR)が事業用地の売却を進めるけいはんな学研都市ハーモニーシティ木津(木津南地区)で企業などの進出が相次ぐ。
 木津南地区は京奈和自動車道の木津インターチェンジの東側に位置。西側の州見台、東側の梅美台に大きく分けられる。地区内に商業施設はガーデンモール木津川など、教育機関は木津川市立州見台小学校、梅美台小学校、木津南中学校などがあり、一定のまちづくりが進んでいる。
 ここ数年の企業等の進出状況等を本紙掲載分を中心にまとめた。
 【州見台】
 タツタ電線梶i大阪府東大阪市)は、州見台6丁目5−1他にタツタテクニカルセンターを25年5月に完成させた。設計・施工は清水建設大阪支店(大阪市中央区)。
      □
 朝日印刷梶i富山市)は、州見台6丁目3に京都クリエイティブ・パークを27年10月に稼働させた。設計は押田建築設計事務所(富山市)。施工は大林組(大阪市北区)。
      □
 鞄本果汁(京都市南区)は、州見台8丁目3の土地4955・17uをURから2億6262万4010円(5万3000円/u)で取得。現在、大和ハウス工業奈良支店(奈良市)の設計・施工で「(仮称)鞄本果汁京都南開発センター新築工事」を進めている。同センターはS造平屋建、延626・40u(建築面積627・45u)。建物高さは7・231m。
 【梅美台】
 樺村屋(奈良市)は、梅美台西交差点の南東角の梅美台8丁目1−5の一部他の敷地1万5541・50uを開発し、スーパー中村屋梅美台店(S造平屋建、延3410・87u(建築面積3601・63u)。店舗面積2359・11u)を5月10日にオープンした。施工は山上組(奈良市)。
      □
 叶S斎橋健康倶楽部(大阪市中央区)は、梅美台8丁目2−3の土地1万0991・76uをURから3億6272万8080円で取得。S造平屋建、延1626・62u(建築面積1613・62u)の倉庫を新築する「(仮称)ウィスカ株~美台8丁目PROJECT1期工事新築工事」を進めている。設計はNDC建築設計事務所(大阪市北区)。施工は村本建設(大阪市天王寺区)。
      □
 木津川市は、梅美台8丁目2−2の土地1万4799・86u(公簿面積)を取得し、新たな学校給食センターの建設を計画。9月補正予算案に用地購入費1億6427万8000円を計上した。
 28年度に用地を取得後、29年度から測量などを進め建設工事を行い、32年度中に供用開始する予定。施設の概要等はまだ未定だが、年間7000食を提供する規模となる見込み。
      □
 潟}ルタカ(大阪市中央区)は、マルタカテクノセンター建設工事について、ナカノフドー建設大阪支社(大阪市西区)で工事を進めている。
 同社は、梅美台8丁目1−1及び1−23の土地7万7231・10uをURから4億5991万1201円(5955円/u)で取得。梅美台8丁目1−1の敷地5万0992・71uにS造平屋建、延7378・34u(建築面積7304・77u)の倉庫業を営まない倉庫(研究開発型産業施設)を建設する。建物高さは8・0306m。
 完成は29年2月25日、同年3月の稼働を目指す。
 設計は小河建築設計事務所(大阪市中央区)。
      □
 社会福祉法人三福福祉会(木津川市)は、梅美台1丁目2−2の土地1万4384・82uをURから2億0138万7480円で取得。計100床の全室個室ユニット型の特別養護老人ホームを建設する計画を進めている。
 加茂町の特養ホーム加茂きはだ園の50床を移転するとともに、50床の特養ホームを新設する計画。28年度中に着工し、29年11月頃の完成を目指す。
 京都府は、28年度6月補正予算に特別養護老人ホーム整備事業費として1億8500万円を確保した。内容は、増改築1ヵ所(施設集約化)で特養ホーム定員50人、ショートステイ定員10人。加茂きはだ園の50床(人)を移転するための補助金とショートステイ10床(人)を整備するための費用。現在は補助内示に向け協議が進められている。
      □
 潟oロー(岐阜県恵那市)は、梅美台西交差点の北東角の梅美台1丁目1−1他の3万3670・55uをURから26年に借地した。今後出店するとみられる。計画地はスーパーマーケットやベーカリーレストラン、進学塾、クリーニング店が入居していた商業施設の木津南ソレイユ跡。5月10日にオープンしたスーパー中村屋梅美台店の北側に位置する。