十日町市は、「廃棄物系バイオガス発電プロジェクト」で整備を計画しているバイオガス化施設の設置場所について、エコクリーンセンター(丑地内)と下水処理場(寅甲地内)の敷地内の2カ所を候補地として検討を進めていることを明らかにした。
1月に公表した「バイオマス産業都市構想」の中で示したもので、市内で発生する食品廃棄物に加え、コーンコブ系の廃菌床をバイオガス化の原料としてエネルギー利用するプラント施設を整備する。現在、長岡技術科学大学に廃菌床からのガス発生量の測定を依頼している。
17年度には基本計画を策定。これを踏まえた上で施設規模を具体化、建設地を決定したいとしており、その後は、18年度に事業の発案、特定事業の選定を行い、19年度に契約の締結と着工。20年度の運転・売電開始を目指す。市では、25年度を目標に、電力消費量約30万メガワットの20%に相当する6万メガワットをバイオマス発電で充当する方針だ。総事業費には17億7000万円を見込む。