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北陸工業新聞社
2016/10/06

【石川】実施設計、近く完了へ/奥卯辰山新公園管理C建設/県公園緑地課

 石川県土木部公園緑地課は、金沢市若松町地内で計画する「奥卯辰山健民公園新公園センター(仮称)」建設工事に伴う実施設計業務について、現在最終段階を迎え、近く完了予定としている。
 建設規模はW造平屋建てで、床面積約900平方メートル。築後50数年が経過し、老朽化が著しい既存の公園管理センターを芝生広場の一角で建て替える。工期には300日間を見込む。
 新公園センターは緑豊かな奥卯辰山のランドマークとなるよう、「広大な緑のレクリエーション空間の核」と位置付けられ、特徴としては前面の開口部を広く取り、屋外の芝生広場との一体的な利用が可能。加えて、休憩スペースを現施設の1・5倍とし、利用者の利便性を大きく高める。このほか、トイレ、事務室、軽飲食・売店、作業員休憩室なども配する。
 一方、建設にあたっては、新たな建築資材として注目されるCLT(直交集成板)を県有施設で初めて採用し、壁や天井の一部に用いる。
 9月補正予算に同建設費3億3200万円を計上。県では年度内に着工する方針だ。
 設計は、金沢計画研究所(金沢市西泉1丁目)が担当。

hokuriku