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建通新聞社(東京)
2016/10/05

【東京】都 多摩地域5団地建替で基本計画策定へ

 東京都都市整備局は「都営住宅団地基本調査(その2)」として、多摩地域にある中原四丁目第1(三鷹市)や田無本町七丁目(西東京市)など5団地の基本計画素案の作成業務をプラネット・コンサルティングネットワーク(江戸川区)に委託した。いずれも老朽化した既存アパートを建て替えて新たな団地を整備する想定の下、敷地の現況、都や市の上位計画を踏まえ、住宅の建設戸数や住戸型別供給割合、スケジュールなど大まかな事業内容を2016年度中に方向付ける。  対象とするのは▽中原四丁目第一アパート(三鷹市中原4ノ17、敷地面積1万0545平方b、1973〜74年建設の2棟、管理戸数122戸)▽田無本町七丁目アパート(西東京市田無町7ノ6、敷地面積4万1087平方b、74〜78年建設の15棟、管理戸数310戸)▽多摩湖町一丁目第2アパート(東村山市緑が丘1460〈東村山市多摩湖町1ノ31の未利用地7522平方bを活用予定〉、92年建設、管理戸数248戸)▽多摩ニュータウン鹿島団地(八王子市鹿島16、敷地面積2万8467平方b、73〜85年建設の5棟と保育所、管理戸数190戸)▽多摩ニュータウン松が谷団地(八王子市松が谷18、敷地面積2万6285平方b、73年建設の6棟、管理戸数390戸)―の5団地。  いずれも建物が老朽化し、設備や間取りが陳腐化しているため、建て替えにより土地利用を効率化し、現在のニーズに対応した住宅に再整備する。  今回の業務を通じ、基礎的な条件整理として、それぞれの団地の計画地の現況や、都と市の上位計画、法的制限、開発許可条件などを確認する。これを基に、除却する住棟と新築する住棟の年度別計画、施工に当たっての搬出入路計画、スケジュール、住戸型別供給割合など事業の大まかな内容を検討。各団地ごとに土地の有効活用や機能性・安全性、バリアフリーなどに配慮した計画素案を取りまとめる。年度内に成果を得て基本設計の委託などに備える。
提供/建通新聞社