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建通新聞社(中部)
2016/10/04

【岐阜】国道41号の船津割石防災道路整備 予備設計Aに着手

 国土交通省高山国道事務所は、船津割石防災道路の予備設計Aをプロポーザル方式で東京建設コンサルタント中部支社(名古屋市中区)に委託した。中間部分の大洞山をトンネルでバイパスするための平面縦断ルートを同業務の中で確定させる。2017年3月3日までにまとめる。
 船津割石防災道路整備は、国道41号の飛騨市神岡町船津を起点に同市神岡町石割の吉ケ原橋の先が終点となる延長約3・1`を局部改良で大洞山にトンネルを掘削しバイパスする。
 今回委託した予備設計Aでは、施工性や経済性、安全性などを検討しつつ大洞山をトンネルで抜けバイパス化する区間の線形を決定する。これにより、トンネルの延長なども決定する。
 国道41号の対象となる現道では、大洞山側に落石防止の柵や擁壁、ロックシェッドなどを設置しているものの13年には落石による事故が発生している。さらに転石や浮き石などの危険箇所が多く存在しているため、
防災対策を施し、危険箇所を回避する。
 17年度以降のスケジュールとしては、同予備設計Aを踏まえた具体的な予備設計Bをまとめる。その後、基本、詳細設計などを経て工事に着手していく計画だ。

提供/建通新聞社