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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/10/04

【群馬】県道寺尾藤岡線バイパス工事着手

県高崎土木事務所が今月発注する工事、業務の概要が分かった。目玉は本線着工が待たれていた県道寺尾藤岡線バイパス山名工区。地元調整が進み近く工事に入ることが決まった。約90m区間の側溝工などを予定する。このほか清水橋(飯塚町)や一倉橋(倉渕町)、新蛇渕橋(倉渕町)での補修工事など工事8件と委託業務1件を発注する見通しだ。
県道寺尾藤岡線(バイパス)山名工区は根小屋町交差点(根小屋町)から南東方向に分岐。南八幡小学校、山名イーストタウンへと抜け、新鏑川橋(仮称)を経て市道中上大塚線(篠塚地内)に接続する。延長2700m(うち1900mが高崎管内)、標準幅員は14・5mを予定する。
今回の発注は、県道金井倉賀野停車場線から南東方向に延長90mの区間が対象。路体盛り土をV189・3立方m、山砕を用いた路床盛り土をV826・5立方m、ボックスカルバートを延長81・7m、落ち蓋式側溝を延長86・7m、暗渠型側溝を延長135・4mで整備する。現在、流末処理設計を冨永調査事務所(高崎市)が担当。詳細設計を延長1550m、河川現況調査を延長365m、土質ボーリング調査N3カ所で行っている。
県道飯玉本町線の一貫堀川に架かる清水橋では補修工事を行う。昨年度から継続しており、本年度は断面修復工をV0・33立方m、表面改質工をA116u、下面増厚工A69uを実施。16年度中の完成を目指す。
県道長野原倉渕線の一倉川に架かる一倉橋と滑川に架かる新蛇渕橋では補修工事を行う。一倉橋では伸縮装置(L21m)と地覆ジョイント(4カ所)を設置。新蛇渕橋では伸縮装置(L21m)と地覆ジョイント(2カ所)を整備する計画だ。
榛名白川(我峰町)では堆積土除去工を行う。延長80mで、V2309・6立方mを見込む。
県道神田吉井停車場線多比良3工区(吉井町多比良)では、道路改良工事を実施する。中組橋の西側では、300o×300oの落ち蓋式側溝(L50m)を敷設。同橋から日影橋までの区間では、盛り土をV212・5立方mで整備する。
県道新井下室田線(箕郷町矢原)では、昨年度から継続して舗装工事を行う。延長100mを対象に舗装面積700uを見込む。長寿命化に向けた舗装工事で、路上路盤再生(t25p)から再生粗粒アスファルトを用いた基層(t5p)、再生密粒アスファルトを使用した表層(t5p)で整備する計画だ。
このほか国道354号ほか(江木町ほか)では、区画線を整備する。W300oの破線(ドットライン)を延長190mとW150oの実線を延長570mを予定する。県道前橋箕郷線ほか(生原ほか)では、延長1485mでグリーンベルトを設置する。
委託は、西毛広域幹線道路高崎西工区(下里見町ほか)の国道406号の北側付近を対象に補償説明業務を委託する。土地、建物を所有する案件が1件、土地のみが19件となっている。