建通新聞社(神奈川)
2016/10/03
【神奈川】横須賀市 中学完全給食へ実施方式・事業手法検討
横須賀市は、追浜中学校など23校の市立中学校の完全給食実施に向けて具体的な検討を進めていくための調査業務を一般競争入札により、長大南関東支店(横浜市中区)に委託した。落札額は1870万円。履行期限は2017年3月10日。既存施設の現状や学校給食調理の衛生基準を満たす施設整備方法などを調査し、@自校方式Aセンター方式B親子方式―の三つの方式について費用やスケジュールなどを比較検討する。
センター方式は事業手法として▽公設民営▽デザインビルド▽デザインビルドオペレーション▽リース▽PFI▽民設民営―の6通りについて設定、試算を行う。横須賀市立中学校の生徒数は約1万人。調査では今後の人口推移を踏まえて給食の対象となる生徒数数、教職員数を推定する。
横須賀市では中学生の望ましい食のあり方を実現するため全員喫食による完全給食を実施する方針。今回の委託調査と並行して、庁内でも完全給食のメリット、デメリットなどを行政的観点から検討する。委託調査については2月10日に中間報告を、3月10日に最終報告を提出してもらう。