エレクトロニクス事業と環境エネルギー事業を展開しているバイテックホールディングス(東京都品川区東品川3丁目6番5号、今野邦廣代表取締役会長兼社長)の子会社であるバイテックグリーンエナジー(田上誠代表取締役社長)は、七尾市内の農家7戸、スギヨ、山成商事らと設立したバイテックファーム七尾(七尾市大津町、川越祐二郎代表取締役社長)を事業主体として、完全閉鎖型植物工場を建設する。
同市から廃校となった旧金ケ崎小学校運動場用地を借り受け、S造平屋建て延べ2509・95平方メートルの工場を建設する。場所は同市大津町壱八28番1他2筆の敷地6594・50平方メートル。設計は中島建築事務所(金沢市清川町)が担当。同工場新築工事は、指名数社の競争入札で落札した戸田組が担当し、来月にも着工するもようだ。
これまで完全閉鎖型植物工場で結球レタスの生産は困難とされてきたが、今回、独自の技術と生産設備により、その実現が可能となった。新工場では無農薬レタスを栽培するもので、生産能力は1日あたり結球レタス約1056株、リーフレタス約7056株を目指す。2017年春の稼働、初出荷を予定する。