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北陸工業新聞社
2016/10/01

【石川】基本設計、早期に発注へ/東京国立近代美術館工芸館移転整備/県企画振興部

 石川県企画振興部は、金沢市と協力して同市本多の森公園内(出羽町地内)に建設する「東京国立近代美術館工芸館」移転整備に伴う基本設計業務について、早期に委託する方針だ。現在、発注準備を鋭意進めている。
 移転施設については、貴重な美術品(近現代工芸ほか)などをしっかり管理、展示できるよう、建物内部はRC造の美術館仕様とし、延べ床面積は2500平方メートル程度を見込む。外観には県が所有する「旧陸軍第九師団司令部庁舎」(W造2階建て、延べ床面積549平方メートル/1898(明治31)年築)、「旧陸軍金沢偕行社」(同、延べ床面積544平方メートル/1909(明治42)年築)を活用するほか、過去に解体撤去された司令部庁舎の両翼部分や、金沢偕行社の講堂部分の復元も目指す。県によると、両施設建設時の姿を再現した建物を整備し、工芸館の移転施設に充てる。
 建設場所は県立美術館といしかわ赤レンガミュージアムの間の敷地(県庁出羽町分室・旧藩老本多収蔵品跡地)。
 県は今年度9月補正予算に基本設計費2300万円を計上。基本設計のなかで建設規模や機能等を詰め、年度内の完了を予定している。
 一方、工芸館移転に伴う建物の整備費は概算で30億円〜35億円程度を想定。県と金沢市の負担割合は県1、市1を基本としつつ、県有施設である旧陸軍第九師団司令部庁舎等の活用に係る経費は県負担を基本とするため、実質的には県6、市4割の負担で合意した。
 なお、文化庁は8月31日、工芸館が移転する施設について▽県及び金沢市が協力して現工芸館と同規模程度の施設を本多の森公園内に整備▽開館は2020(平成32)年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催期間を目途として調整▽運営は県、金沢市等の最大限の協力を得つつ国立美術館が行う―などとする基本的な考え方を提示していた。

hokuriku