愛知県新城設楽建設事務所は、通常砂防事業として天竜川支川井戸川で新たに「3号砂防ダム」の建設を計画している。現在、建設用地の取得や工事用進入路の借地手続きを進めており、2017年度以降に進入路建設に着手する方針。
計画によると、3号砂防ダムは堤高14・5b、堤長47・3bの透過型ダムとして新設する。工事用進入路は延長187b。早ければ17年度に進入路を整備した後、砂防ダムは3カ年程度で建設する計画。設計は若鈴コンサルタンツ(名古屋市西区)が担当した。
同事業では、豊根村富山地内の井戸川に既設砂防ダム1基の改修を含む全5基の砂防ダムを新たに整備する計画。このうち、既設砂防ダム(堤高14・5b、堤長38b、透過型ダム)の改修は10年度に完了、1号砂防ダム(堤高9b、堤長48b、不透過型ダム)は15年度に完成した。
同事務所では、残る2〜4号ダムのうち、今回は3号ダムの建設に向け準備を進める。また、2号ダムと4号ダムの建設についても早期事業着手を目指す。
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建通新聞社