美濃加茂市は、築後55年が経過し老朽化した市役所庁舎の再整備の方向性を決める「新庁舎整備基本構想」を策定するため、委託業務についてのプロポーザル実施要領を公告した。参加表明書の受付期間は10月14日まで。
参加資格要件は、美濃加茂市の競争入札参加資格者名簿に登録があること。ただし、参加資格者名簿に登録がなくても必要書類を参加表明書に添付することで参加可能となる。その他、2011年度以降に国または地方公共団体の新庁舎整備、建設に係る構想・計画や総合計画、公共施設マネジメントなどの策定業務委託実績が1件以上あること−など。共同企業体による参加は不可としている。
候補者選定までのスケジュールは、提案書などの必要書類提出を10月31日まで受け付け、参加事業者が5者を超える場合には1次審査として書類審査を11月10日に行う。2次審査としてプレゼンテーションとヒアリングを11月16日に行い、同月下旬に最優先候補者と契約を結ぶ方針だ。委託期間は18年3月9日まで。委託料の上限額は1000万円(税込み)。
提案書の内容は、新庁舎を生かしたまちづくり構想や現庁舎(西館と分庁舎を含む)の課題整理、新庁舎の建設候補地選定、事業手法(市が建設し、土地と建築物は市で所有、維持管理する従来手法の他に、民間物件を改修して新庁舎として活用するような官民連携)などを求めている。
市役所庁舎は1961年に建設
=写真=。築後55年が経過し老朽化が著しく、施設の耐用年数も残り10年となっているため、市では6月22日付けで新庁舎建設特別委員会を立ち上げ、過去2回の協議会を開いている。
所在地は太田町3431ノ1。
提供/建通新聞社