金沢市は、磯部町の市城北市民運動公園内で計画する屋内広場について、17年度から2カ年で建設工事を進める方針だ。来年度当初予算での債務負担行為の設定を想定しており、6月議会での工事請負契約承認に照準を合わせている。
屋内広場は市民のスポーツ交流拠点機能の強化に向け、子どもの基礎的な運動機能の発達をサポートするとともに、天候に左右されず年間を通じて様々な運動ができる施設として整備する。
建設規模はS造3階建て延べ約2850平方メートル。来年4月にオープン予定の「金沢プール」の隣接地に整備し、プール施設とは渡り廊下(約150平方メートル)で結び、一体的な活用を図る考え。
施設内容は、主空間となる多目的広場が3階層(高さ約12メートル)までの吹き抜け、人工芝仕様で床面積約1200平方メートル(長辺46メートル×短辺26メートル)。副空間が2階層の立体的なアスレチック遊具コーナー(アスレチック遊具/ネット型遊具、ウォール、スライダー等)のほか、幼児広場、授乳室、ギャラリーコーナー、更衣室、トイレ、事務室、倉庫などを設置する。
実施設計は建築工事が釣谷建築事務所(金沢市泉が丘2丁目)、設備工事が浦設備研究所(同市本多町3丁目)が担当。来年2月末の完了を予定している。