日刊建設工業新聞
2016/09/28
【鳥取】弓ヶ浜サイクリングロード供用へ 皆生コース60人でお披露目式挙行
県西部総合事務所(中山貴雄所長)は26日、午後1時30分から「白砂青松弓ヶ浜サイクリングコース皆生海岸ルート」のお披露目式を米子市、皆生海浜公園特設会場で開催した。式には中山所長やお笑い芸人でとっとりふるさと大使を務める安田大サーカスの団長安田さんなど関係者約60人が出席した。
主催者を代表して中山所長は「海沿いで米子の景色が堪能できる良いコースが完成した。2019年には境港まで延伸する。今後は県全体でサイクリング進めるためにも西部から東部までのサイクリングルートを考えていきたい。まずは多くの人がこのコースを訪れるように願っている」とあいさつ。シドニー五輪トライアスロン日本代表でスポーツ観光マイスターの小原工氏は「以前は砂が溜まっていたり段差があったりしていたが整備によって非常に走りやすいロードが完成した」とコースを説明した。主催者や来賓者がテープカットを行い、供用開始を祝った。
また、式典の後は小原氏や団長安田さんの先導で一般のサイクリストと試走会や自転車トークセッションが行われた。今後は夢みなとタワーまでの弓ヶ浜工区(延長7・8`)を整備する予定で19年度の開通を目指している。
皆生海岸コースは米子市皆生(日野川河口)から米子市夜見町交差点まで延長7・5`、事業期間13〜16年度、事業費1億円。整備工事を足立道路、整備及び施設修繕工事を橋尾建設、舗装工事をエイ・エイチ・エイ、路面標示設置工事を井木組がそれぞれ施工。概略設計をエース・プラン、詳細設計をシンワ技研コンサルタントがそれぞれ担当した。