岐阜県林政部は、森の恵みのおもちゃ美術館(仮称)建設予定地の地下に、図書館や美術館の3館への来館者が利用できる「宇佐地区文化施設共同駐車場」(仮称)の整備を計画している。このため9月補正予算案に、設計・監理委託費3765万円と工事費9億6196万円を盛り込んだ。
県は、2017年3月に着工、18年3月の竣工を目指していることから、予算可決後の早期に設計を委託する方針でいる。
収容台数60台程度を想定し、地下に1層、面積約2400平方bの駐車場を整備する計画。
おもちゃ美術館や共同駐車場の建設地は、岐阜市宇佐4ノ2ノ2にある県福祉友愛プール
=写真=を解体した跡地となるため、解体工事を早ければ10月中旬に入札し工事着手、駐車場の整備に備える。
解体するプールの主な施設は、25bプール(7コース)とサブプール、管理棟(鉄筋コンクリート造平屋241平方b)など。解体工事の実施設計を山田建築事務所(岐阜市)が担当し、9月30日までの設計工期で進めている。
また、おもちゃ美術館の計画規模は、木造平屋約980平方b。実施設計をデザインボックス(岐阜市)が担当し、17年3月21日までの設計工期で進める。美術館着工は当初17年度を予定していたが、駐車場を整備することから18年度となる見込みだ。
提供/建通新聞社