松山市は、道後温泉椿の湯別館の南側道路で電線共同溝整備を行うため詳細設計をウエストコンサルタント(松山市)に委託した。期間は2017年2月24日まで。概要は延長65b。建設中の新椿の湯をセットバックし、拡幅となった箇所を歩道として整備。歩道部分に電線共同溝整備を行う。17年度に整備着手する方針。場所は道後湯之町甲1512ノ2他。
市では今後の道後温泉の活性化を図るため、15年4月に道後温泉地域における総合的な対策として「道後温泉活性化計画」と「魅力向上・賑わい創りの総合的な対策」を策定。
活性化計画は15年度を初年度とし、道後温泉本館130周年を迎える24年度までの10カ年計画とし、えひめ国体を迎える17年度までの3カ年を短期、18年度から東京オリンピック開催の20年度までを中期、それ以降の24年度までを長期として、3段階に分けて計画の推進を目指している。
整備では椿の湯周辺、上人坂周辺、本館・冠山周辺エリアの3地区を重点整備エリアに指定しており、道路および沿道景観整備に配慮し、路地や広場の整備により道後温泉地区の回遊性を向上させ、滞留できる空間の実現を図る計画。
活性化計画での道路整備は、椿の湯周辺エリアでは今回設計委託した道後51号線の電線類地中化、同路線と道後47号線の景観整備。
上人坂周辺エリアでは、上人坂(道後40号線)の電線類地中化、同路線と道後105号線の回遊動線としての整備。
本館・冠山周辺エリアでは、冠山山頂までの景観に配慮した階段やスロープ整備。
提供:建通新聞社