日本工業経済新聞社(群馬)
2016/09/26
【群馬】冬期閉鎖業務など8件を発注予定
県沼田土木事務所は冬期閉鎖する道路管理業務など8件の発注準備を進めている。同事務所の鎌田事業所や水上事業所が担当する国道120号や国道291号などの冬期閉鎖に伴う管理業務が4件、みなかみ町相俣の赤谷川護岸工事が1件、川場村周辺地域を流れる薄根川の伐木作業などが1件、舗装業務が2件となっている。今週中に指名通知を行い、来月の上旬に開札する見通し。
冬季閉鎖による工事は同事務所の鎌田事業所と水上事業所が担当している。鎌田事業所では国道120号管理業務で1件、国道401号と県道水上片品線、県道尾瀬ヶ原土出線の3路線で1件の合計2件を発注する予定。
国道120号のL3257m分のガードケーブルの緊張を緩める作業と閉鎖ゲートの管理業務を行う。国道401号線などの3路線では計L8872mのガードケーブルの緊張を緩め、カーブミラーの撤去を行う。また、除雪の際の目印になるスノーポールの設置やゲートの管理も行う。
水上事業所では国道291号の管理業務で1件、県道水上片品線で1件となっている。
国道291号では支線誘導標423基の撤去と規制予告板の設置、木製支柱の撤去一式を行う。県道水上片品線ではガードケーブル6430m分の緩め作業と規制予告板一式を配置する。これらの路線は毎年冬季になると閉鎖が行われている。
赤谷川はみなかみ町相俣に位置する。施工場所は川古温泉付近で、7月の大雨でコンクリートブロック積が崩れてしまっている。この被災箇所(L55m、A246m)の現状復帰工事となる。設計は直営で実施している。周辺で被災した箇所はここだけで、本年度で事業完了となる。
川場村内を流れる薄根川では、砂防河川の維持管理工として、伐木、除草、堆積土砂の除去作業一式を行う。周辺の砂防河川も合わせて発注を行う。こちらも単年の事業となっている。
舗装工事は2件発注を行うが、場所に関しては調整中だ。